精神世界のゆくえ

宗教・近代・霊性(スピリチュアリティ)

島薗 進 著


四六判並製 382頁
定価 2,520円
(本体2,400円+税)
絶賛発売中!!

ISBN978-4-87023-610-3


内容紹介

「スピリチュアル」「スピリチュアリティ」といった言葉が人々の間に広く知られるようになってきた。「霊的な」「霊性」という意味だが、こうした宗教的雰囲気を漂わせた言葉が注目を集めるのはなぜか。健康づくりやリラックスに傾きがちな〈癒し〉ではなく、「より自分自身を知りたい」という自己探求願望が強くなってきているようである。
この文化現象(本書では新霊性運動)は、すでに一九七〇年代末から「ニューエイジ」や「精神世界」の語とともに広まる気配を見せ始めていた。宗教でもなく近代合理主義・近代科学でもない第三の道が求められてきた。この現象は日本だけでなく、広くアメリカ、ヨーロッパ、そしてアジア諸国で急速に増大して来た。「気功」「輪廻転生」「臨死体験」「アニミズム」「シャーマニズム」などに関心を持っている人も、この現象の周辺に位置する。
本書はこの世界的な思想運動・文化現象をどうとらえるかという文明論的試みである。

島薗 進

東京大学文学部・同大学院教授
近代日本宗教史、比較宗教運動論専攻

 おもな著書
  『スピリチュアリティの興隆』
  『現代救済宗教論』
  『〈癒す知〉の系譜』
  『いのちの始まりの生命倫理』
 など多数。


《目次》

第一部 グローバルな現象としての精神世界

第二部 新霊性運動の体験と生の形

第三部 精神世界と知の構造の変容

第四部 現代世界のなかの新霊性運動